スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/-- -- in スポンサー広告
edit

北条贔屓になる為の本

「義経」感想エントリで薄々明かしてはおりましたが、
わたくし、歴史上で一番好きな一族は北条氏です(・_・)
現在の大河でも余り好印象に描かれていない彼らが何故好きかと問われれば、その端緒は小学校の時分。
湯口聖子著「"夢語りシリーズ"夕凪の賦」と出逢った時に遡る。
このシリーズは上から見ても下から見ても少女漫画。
絵柄も勿論少女漫画的。
にも関わらず北条時房が主人公という、或る意味奇抜な作品だった。
内容はというと、少女漫画らしく比企の姫と時房の悲恋を始めとした
鎌倉を舞台にした恋愛話なのだが、何より、
北条氏の視点で他氏との権力争いから源実朝暗殺までが描かれるのが面白く、シリーズ全部読み終わる頃には立派な北条贔屓になってしまっていた。
今読み返せばそれなりに粗もあるし、史実から外れた部分も多いのだが、承久の乱で伊賀光季と息子が鎌倉を守る為に京都で自刃するシーンでは今でも泣けそうな気がするし、
源実朝が1231年に敗死した和田義盛を回顧するシーンでも多分泣ける。
北条高時が自刃するシーンも、大河「太平記」で片岡鶴太郎演じる高時が死ぬ場面に劣らない(と思う)。 この湯口作品に加えて北条贔屓者に欠かせないアイテムが、
永井路子著の「北条政子」「炎環」の二作品である。
湯口氏が漫画のあとがきで記している通り、
夢語りシリーズのベースには永井作品があり、
実朝暗殺の真相に関しても永井氏の説が踏襲されている。
永井路子作品の何が良いかと言われれば、
兎に角北条政子姉弟の描かれ方が丹念で、
政子の娘(大姫・乙姫)に至るまで筆を割いてあるの所だろうか。
特に義時に関しては、「北条政子」を読んで目から鱗が落ちた思いがした。一般に言われる悪辣な人間像ならばいつ殺されてもおかしくない義時が天寿を真っ当出来たのは、実はこういう人間だったからもしれない、と。

これらの湯口作品・永井作品から北条ファンになった人間は、
新撰組ファンのように多くは無いが、根強く存在している。
Googleで検索してみましょう(・_・))
私の友人にも密かに存在していて、漫画の影響で中世の軍記物の研究をしたり、
永井路子作品の影響で中世の乳母について卒論を書いたりしている。
ネットを介して知り合った北条ファンも、
「太平記」「時宗」と大河ドラマでひたすら北条一族の登場を心待ちにし、
「義経」で漸く政子・義時が出るか!…と期待を募らせ、……(略。


現在湯口作品は店頭では手に入らず(amazonでは購入可)
「時宗」以降、北条氏を扱ったドラマも無く、
(「時宗」放送時は、凄い数の北条時輔ファンサイトがあったのだが、
今はどうなっているんだろう、、。)
此の侭北条ファンが廃れていくのを見るに忍び無いので、
せめてもの記録をしたためておこうというのが、
このエントリの意図だったりします(ノ_・。)



amazonで購入できる湯口聖子作品。
少女漫画への偏見を拭って是非ご一読あれ。


※おまけ
北条義時を美形だと描写してある世にも稀な作。
→大仏次郎「源実朝


スポンサーサイト

2005/09/19 Mon in Text
comment (0) | trackback (0) | edit

<< 今日買った本 | page top | 第37回「平家最後の秘密」 >>

コメント

この記事へのコメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事へのトラックバックURL: http://fig.blog5.fc2.com/tb.php/236-fc71ea25

page top


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。