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第37回「平家最後の秘密」

■兄までのハードル

景時の申し状が讒謗なのか、
当時として常識的な事柄が義経に欠けていたかは
今回頼朝が義経に怒りを覚えた理由としては些細な事だろう。
では何故怒ったのかと考えれば、
頼朝としては、"自分を手伝うと言ったからには
義経はその言葉に相応の助けをしてくれる"と期待して、
それを裏切られた思いがあるのではないだろうか。
新しい国の構想を汲み取り、
従来の帝・上皇に対するスタンスから離れ、
それらを向こうに回した振る舞いを義経に希求していたのに、
結果として自分の真意は通じず、
それ所か構想をふいにするような行動を取られてしまった。
それ故の怒りだと理解したいのは…頼朝贔屓が過ぎるでしょうか(´・ω・`)


兎も角、今回の二人の隔絶は、義経一人が原因ではなく、
頼朝の見込み違いもあったと私は思う。
何故なら、無理矢理深読みすれば、
義経が神器を上皇に返還したくなるのも当然だと思うからだ。
よくよく考えれば義経は都育ち。
何に付けても帝(・上皇)を奉る姿勢が抜け切らず、
頼朝の新しい国構想を表面しか理解していないとしたら、
神器を上皇に還してしまうのは無理もない。
加えて、義経は他人の思惑を探ったり、
他人の感情の機微を窺ったりすることが殆ど無い訳だから、
「神器は帝(・上皇)のもの!」の一念だけで
簡単に後白河の掌に乗ってしまうのも無理からぬこと。

学生時代ずっと貴族の日記ばかり読んでいた所為で、
都では猫も杓子も帝中心の社会に浸り切っていると私が思い込んでいるだけかもしれないが、
神器の返還の理由が「いずれ還す云々」では逆に納得出来ない。
もし簡潔に一言で説明するとしたら、
「神器は帝の物故に、帝に還し奉った」それなのに何故兄は自分を怒るのか、
と自問する感じで良かったんじゃないかねえ、、。
義経にどういう素地があって頼朝の構想が理解し難いのか。
その説明をして貰えないと、義経ばかりがどうも底が浅く思われる。
それと同時に、頼朝の境地に達するのは義経にとってはハードルが高いのだという事を説明してくれないと、
頼朝ばかりが悪役になってしまう。
自分に助力したいと馳せ参じ、自分の新しい構想に理解を示し、
他の武士達のように本領安堵の義務からでなく助力してくれると思った弟が、実は全然自分の意思を汲んでくれていなかった…というのは、
頼朝も義経に劣らずショックだったのではないかなあ、、。
広元の言動があったので、そこに頼朝の怒りの原因を求めたくなってしまうが、水を被りたくなる程動揺したのは兄も同じだったと思いたい(のは頼朝贔屓だからです)

いや、でも、
義経は神懸かり的直感と感情だけで動いてるんです!
頼朝は弟の心情を察する事のない非情な兄でいいんです!
と言われてしまえば、何も返す言葉はないです…はい(;´Д`)

ともあれ、
戦の場面では義経の天性の要素を思い切り前面に出し、
政の場では愚直を強調し、兄弟の決裂を劇的にするのが製作者の意図ならば、それはそれで成功しているのだろう。




今日はどうして今回の義経があんなに浅薄に(失敬)見えたのか考えていたら、
安徳すり替え話にまで言及する気力が失くなってしまいました、、orz
一先ずこれにて。
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2005/09/18 Sun in 義経
comment (4) | trackback (6) | edit

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コメント

この記事へのコメント

おぉ、もう一つの素晴らしい見方です。
いつもながら感心です。

頼朝をいやな奴といってしまってごめんなさい。

2005/09/19 Mon 05:29:33 | patra | URL | 編集

おはようございます(*´ェ`*)
>patraさん
所詮は頼朝贔屓者の見解ですので、謝罪は不要です!!

今まで考えもしなかったのですが、
血縁に対しての理想や、感情の動きとか、
頼朝・義経は正反対のようでいて実は近いのかもしれないですね。
頼朝の義経に対する怒りは、義経の姿が、
未熟だと思って捨て去りたい自分の姿に重なる為の
近親憎悪……とまで考えると穿ち過ぎでしょうが。笑

2005/09/19 Mon 06:03:29 | figue | URL | 編集

はじめまして!
patraさまのブログからやって来ました。
確かに育った環境が違えば、考え方も違うものですよね。すごく読まれ方が深くって、勉強になりました!
私も「義経さんアホに思ってしまって、ごめんなさい」でした(笑)。
……脚本家さん自身も、ちょっと不勉強な気がします。

2005/09/20 Tue 05:39:31 | U2 | URL | 編集

>U2さん
はじめまして。コメント有難うございます!
勉強になっただなんて滅相も無い(;´Д`)
いや、私も義経は戦の才にしか恵まれていないとは思っているのですよ。笑
けれど、理由も無くアホ(…)になっている訳でもなかろう、と。
きっと脚本家の方が深く描きたかったのは、私がしつこく突っ込みを入れた部分ではなかったのだと思います。
頼朝もいやな奴ですが、私も劣らずいやな奴なのかも(ノー`*)フフ


いつも感想で義経を批判ばかりしてしまうので、
今回はちょっと擁護出来て良かったです。笑


2005/09/20 Tue 06:03:49 | figue | URL | 編集

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