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ニシノユキヒコの恋と冒険

4104412031ニシノユキヒコの恋と冒険
川上 弘美

新潮社 2003-11-26
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登場人物(多分主役ではない)ニシノユキヒキに纏る恋愛の連作短編集。
川上弘美の作品で最初に読んだのは「蛇を踏む」
芥川賞を獲った当時、図書館で借りて読んだ。
その、幻想と異常が混ざり合って不可思議な短編の印象が強く、
以降の「センセイの鞄」やこの「ニシノ~」が爽やかとすら思える。
それでも、「センセイの鞄」のセンセイもニシノユキヒコも、
平凡な人間とは思い難く、朧げで、
狐に抓まれたような不思議な感覚を抱かせる。
現実に居そうで居なくて、でも、結局居そうな気もするような。

難しい表現に拘泥していたり、奇を衒った文章ではないので、
さらさらと読めてしまうのも曲者。
濃い描写や、熱烈な感情を突きつけるような所も無い。
仮にそんな描写が有ったとしても淡々として佇まいが有る。
そういった点で、川上弘美の本は安心出来る。
深く突き詰めてどっぷり浸るより、そういう読み方がしたい。


蛇足ながら、「蛇を踏む」を10年ぶりに再読してみた。
歳を取った所為か異常さにも免疫がつき、
昔のように精気を抜かれたような気分にはならなかった。
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2005/05/10 Tue in Books
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